原因

加齢臭の原因〜なぜ歳を取ると加齢臭が起こるのか?

体臭の一種である加齢臭は、制汗・消臭に気を使った生活をしていても年月の積み重ねを続けているうちに必ず発生するものです。

つまり、一般的な体臭とは別の原因によって発生するものであると結論付けられます。

加齢臭が起こる原因とは何なのでしょうか?

加齢臭を起こす原因物質は?

加齢臭は、「2-ノナネール」という有機化合物を原因として発生します。

ノナネールはソバやビールの匂いを支える芳香成分としても知られています。加齢臭の原因としてのノナネールは、皮膚に生息する常在菌が脂肪を分解することによって生成されます。

ちなみに、ノナネールが加齢臭に関連することは化粧品メーカーの資生堂によって発見されたもので、「加齢臭」という名称も資生堂によるものです。

ノナネールが発生する仕組み

加齢臭は心身共に活発な若い世代ではなく、身体に衰えが見え始める中年世代から起こるようになるのは、身体の衰えを引き起こす老化現象が大きく関わっているからです。

皮膚を保護するための脂肪を分泌する皮脂腺は、老化すると「9-ヘキサデセン酸」という脂肪酸を発生させるようになります。
この9-ヘキサデセン酸が皮膚の常在菌によって分解されることでノナネールが発生するのです。
また、9-ヘキサデセン酸が皮脂腺から発生するようになると、同時に「過酸化脂質」と呼ばれる脂質が発生するようになります。
過酸化脂質は老化の原因と言われる活性酸素と脂肪分が結合することによって生成される物質で、発がん性を持っているといわれています。

この過酸化脂質は皮膚の常在菌に含まれている悪玉菌を活性化させる性質があり、9-ヘキサデセン酸の分解を促進させノナネールの増加を招いてしまうことが分かっています。

つまり、加齢臭は老化現象によって連鎖的に発生する生理現象の一つなのです。

パルミトオレイン酸とは何か?

一部のウェブサイトではノナネールを発生させる原因物質が9-ヘキサデセン酸ではなく「パルミトオレイン酸」と表記されていることがあります。

パルミトオレイン酸は歩飽和脂肪酸の一つで、脳血管障害を予防する効果があるとして注目を浴びている物質です。
そして、パルミトオレイン酸は9-ヘキサデセン酸の「異性体」にあたります。
異性体とは構成する分子は同じでも分子構造が違う物質の関係を表します。

パルミトオレイン酸は皮脂にも含まれて居ますが30歳を境目に分泌量が減少する性質があり、加齢臭との関係が無いわけではないともいえます。
しかし、加齢臭の原因であるノナネールの原料となることはないため、人に話したり論文を作成する際などには間違えないよう心掛けるべきでしょう。

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