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運動で予防・撃退する〜運動で掻いた汗は臭わない?

「汗を掻く」ということは、臭いの原因になるものです。
大量の発汗は皮膚常在菌の働きによる臭いと汗を吸い込んだ服が乾くことで醸し出される臭いを引き起こします。

しかし、大量の発汗が起こる運動で掻いた汗は余り臭わないものです。
それどころか、運動を習慣化していくと体臭が薄くなっていくとさえ言われています。

なぜ運動が体臭予防に効果があるのでしょうか?

汗を本来の役目とは?

汗を掻くということには、身体を健康に保つ為には欠かせないものです。

体外に放出された汗はやがて蒸発し乾燥します。
水分は蒸発する過程で周辺の熱を奪っていく「気化熱」という現象を起こします。
気化熱の働きによって、汗は身体の熱を低下させ体温調節を行っています。

それと同時に、汗にはたんぱく質の代謝過程で発生する尿素などの老廃物を体外に排出する役目を持っています。
老廃物は長期間体内で蓄積されると健康に悪影響を及ぼしてしまうため、適度に汗を掻いて排出しなければなりません。

汗を掻く場所で臭いは違う

体臭・加齢臭が発生するのは、腋や耳の裏側といった汗腺が発達している場所になっています。
そのため、「汗腺=臭いの元」として認識されることが多いようです。

しかし、汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺の二種類があり、アポクリン腺から体臭・加齢臭の元になる汗が分泌されています。
アポクリン腺は存在する場所が限られており、エクリン腺が広義の「汗腺」そのものとなっていると考えるべきなのです。

そのため、腋で掻く汗と額や頭で掻く汗の臭いはまったく違うものになるのです。

運動で体臭が抑えられる理由

運動によって体臭が薄くなる理由には、エネルギー代謝が関わっています。

運動で身体を動かす際には、筋肉に蓄えられているグリコーゲンがエネルギー源として利用されます。
しかし、グリコーゲンが尽きると身体に貯蔵されている脂肪にエネルギー源が切り替わります。
脂肪は、貯蔵エネルギーとしての役目だけでなく皮膚表面の水分を保持する為にも使われています。

つまり、運動で脂肪を使えばその分だけ皮膚に使われる量が減る為に体臭が薄くなっていくのです。

また、運動した分だけ筋肉が発達し必要となるエネルギー量が増える為、運動を続けていくことは体臭・加齢臭の防止に一定の効果があるものといえます。

運動不足だと臭いは強くなる

逆に、デスクワークなどで運動する機会が少ないと体臭はどんどん強くなっていきます。

運動不足が続くと脂肪が蓄積されるだけでなく血行が悪化し、エネルギー代謝が酸素を使わない解糖系に切り替わり乳酸が発生しやすくなります。
乳酸の発生に伴い、汗の性質は皮膚常在菌が活動しやすいアルカリ性に傾くため体臭が濃くなってしまうのです。

運動不足による体臭の悪化は、運動習慣を身に付けて実行することで改善されます。

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